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人称代名詞の格変化(その2)

人称代名詞の格変化(その2)

前回は、人称別に並べた代名詞の格変化表をご紹介しました。
今回から、なぜ人称別に並べるのかについてお話ししたいと思います。

その理由は以下の3つです。
①3単現の s の要否が判断しやすい
②主語に対応するbe動詞の使い分けが理解しやすい
③itの複数形はtheyであることに気付きやすい

今回は①についてです。

英語は人称によって動詞の形が変わります。
具体的には、3人称かつ単数の主語が使われる文では、
現在のことを表現する場合、(一般)動詞の語尾に s を付ける(3単現のs)
という、日本語にはないルールが適用されるということです。
これに悩まされている人も少なくないと思います。

この表では主語について、左から(人称)3→(単複)単の順で追っていき、
現在の文であれば動詞の語尾にsを付けると判断できます(be動詞 is の s も3単現の s と考えても良いでしょう)。

 

つまり、主語が he、she、it の時にのみ3単現の s が使われるのです。

主語が Mike や Mary、Ms.Sato などの固有名詞や、
my brother や her dog などの場合には、
その名詞が3人称単数であることを確認の上、
he、she、it に読み替えるようにしましょう。
そうすれば3単現の s に悩まされることが大幅に減ることでしょう。

今回はこの辺りで。
次回は②についてお話ししたいと思います。