当たり前に感謝する
あらためて、小学校、中学校、高校、そして大学 ご入学おめでとうございます。
新しい環境での生活に慣れるのはもう少し時間がかかるかもしれませんが、あわてず自分らしくがんばってほしいです。
また、卒塾生の中にはこの春から就職先での仕事がスタートした人たちもいます。
役所や中学校の先生といった公務員として、あるいは県外の大手企業、地元を支える企業など…
これからいろいろと大変なこともあるかと思いますが、彼らにも自分らしく職場で輝いてほしいです。
そんな時期に、ある卒塾生からラインで連絡がありました。
以前から報告は受けて知ってはいたのですが
それまで勤めていた仕事先を辞めて青年海外協力隊の一員としてこの春からアフリカに旅立ったのです。
彼女のことですから、いろいろ考えて決断したのだと思いますが、親御さんは相当心配されていることでしょう。
そんな彼女から週に1度くらい近況報告があるのですが、とにかく環境が一変してかなり動揺しているようでした。
貧富の差も目の当りにしたようです。
だけど、現地では日本人というだけで人気者なんだそうです。
きっと先人たちが現地でいろいろとお世話をしてきたからでしょう。
送られてきた看板の写真には
Gift from the People of Japan
と書かれています。
『自分も彼らに続きます!』と心強い言葉がメールで返ってきました。
自分の人生の一部を、発展途上国の人たちへの貢献に捧げる決意をした彼女。
私は彼女を心から尊敬します。そして誇りに思います。
私たちは、生活している中で、本当は感謝しなければいけないことを当たり前だと思っていることを反省しなければいけません。
衣食住という基本的なことがままならない場所は世界中にたくさんあります。まして戦争・紛争状態の地域では、明日の命すら保障されていないところも…。
当たり前だと思っていることに、感謝したいと思います。
彼女には人として大切なことを教えていただきました。
くれぐれも健康には気をつけて、任務を遂行して無事に日本に帰ってきてほしいです。
アルファ進学スクール入善校 代表 池田宗近