キッズだより 5月号
こどもの詩
子供達がつづる言葉は、
時におもしろく、時に繊細で、
それらに大人は笑ったり、
ハッと気づかされることがあります。
大人よりも知っている言葉の数は少ないのに
なぜ心動かされるのでしょうか?
それは自分の心で感じたことを
一生懸命伝えようとしているからだと思います。
そんなこどもの詩を紹介します。
たね (東京都 小1)
きょねんとっておいた
あさがおのたねをうえた
ちいさなめがでた
いのちっておおきさじゃ
ないんだね
どんどんつながっていくんだね
制服 (富山県 中1)
やわらかく
しっかりとしていて
重く
そして温かい
春からよろしくね
相棒
※「202人のこどもたち(こどもの詩2004~2009)」
長田弘 選 中央公論社