小学生の間にしておかなければならない事!!
小学6年生も、3月には卒業し、4月からは中学生です。中学校に入学したから、勉強頑張るぞ!って、生徒は多いと思います。その気構えはいい事です。しかし、その前にしておかなければならない事があります。それは、
『小学校の勉強で、分からないを作らない』
という事です。
例えば、算数を例に挙げます。小学生の多くに見られる事ですが、
・小数、分数の計算が出来ない・分からない。
・図形の面積、体積で、違いが分からない。
・速さで、道のり・速さ・時間の関係が分からない・時速を分速にするやり方が分からない。
などのケースがあります。
これらは、中学校で学ぶ『数学』の学習に必要な知識です。そのため、必ず理解し・出来るようにしておく必要性があります。
中学校で学ぶ事の中には、中学生になってから新しく学ぶ事もあります。しかし、だいたいは小学校で習ったことを基礎として、発展した内容を学びます。ですから、分からない分野や単元は、中学校への入学前に、必ず出来るようにしておく必要があります。でなければ、確実に中学校の勉強でもつまずきますし、心機一転頑張ろう!と思っても、小学校での部分が分からないため、まず小学校の復習から始めようということになり、やる気は失われていきます。
また、中学生になってからしようと思っても、行動に移す事は困難です。中学生になると、環境や生活のリズムが大きく変化します。家庭学習の習慣がある生徒でも、部活を始めると、家で机に向かう事も難しくなり、そして、入学した翌月には、中間テストを迎えることになります。ですから、落ち着いて勉強ができる、中学校入学前に、『分からない』は克服しておく必要があるのです。
しっかり復習をしておけば、中学3年間の学習を有利に進めることができます。また、逆にしっかりして復習していなければ、中学3年間の学習に苦しむ事になります。