ただ頑張るのではなく
一生懸命生きるのは、いいことだと思いませんか?一生懸命生きる。強く生きる。ひたむきに生きる。プラス思考で生きる。
とにかく「一生懸命頑張るのはいいことだ」という方程式がよく言われます。確かに、一生懸命何か目的に向かってひたむきに走っている人の方は、好印象です。文句を言いながら、のろのろ走っている人よりもすてきですし、魅力的に感じます。
しかし、なぜ走っているのでしょうか?
パトカーに追いかけられて、ひたむきに走っているとして、すてきでしょうか?
目的地はどこかと聞いたら、『公園のトイレ』と答えられて、すてきでしょうか?
一生懸命ひたむきに走っている姿だけ見たら、すてきだと思いますが、一体どこへ向かって、どういう意味があって走っているかを知ると、がっかりしてしまいます。
逆に、子供が車にひかれそうだから、それを救う為に走っているとなったら、かっこよくはないでしょうか?
ただひたむきに走ることがすてきではないのです。問題は、ひたむきに、何を目的に走っているのかということで、その人がかっこいいか、がっかりするか決まるのです。
強く、前向きに、ひたむきに、どこへ向かって生きるのか。これが、一番大事なのです。ただ頑張ればいいのではなく、頑張る『意味』や『目的』を大切にして下さい。