婦中校TOPICS 5/1
「精一杯」 生きること
『あなたが虚しく生きた今日は、昨日死んでいった者があれほど生きたいと願った明日』
この言葉は、2000年韓国で160万部の大ヒットした小説『カシコギ』に出てくるフレーズです。
劇場では5ヶ月間のロングラン上演を果たし、記念切手も発売されるなど、『カシコギ・シンドローム』とよばれる社会現象にもなったほどです。
この言葉自体、少し極端な表現かもしれませんが、「一日一日を大切に生きる」という意味ではとても良い言葉だといつも感じています。
定期試験の勉強や、受験勉強をしていると、心が折れそうになる瞬間というのはたくさんあります。しかしそういうときには、「精一杯やりきろう」、「あと少し力を振り絞ってみよう」と、踏ん張って欲しいものだと思います。
受験生でない学年の皆さんは、なかなか近いところに目標がなく、「一生懸命勉強する」と、いう気にはなかなかなれないのではないかと思います。
しかしながら、精一杯やれていない人には、受験生になったとき、「あの時、自分がもう少し頑張れていたら・・・。」と、頑張れなかった後悔が怒涛のように襲ってくる時期が必ず訪れます。でも、「精一杯やらない」という選択をしているのは、他ならぬ自分自身なのです。
経験上、おそらく『後悔』というのは、『結果』に対してするものではなくて、『自分が精一杯生きなかった瞬間』に対してするものなんだと思います。偉そうにこんな文を書いている私自身にも、精一杯やらず、怠けてしまった瞬間は多々あり、精一杯やらなかった自分に対して、よく後悔することがあります。
皆さんにはこんな思いしてもらいたくはありません。やっかいなことに、『後悔』は精一杯やらなかったその瞬間に起こるのではなく、取り返しがつかない、どうしようもなくなったその習慣に起こってきます。
一度きりの人生です。日々、『精一杯』生きて素敵な人生にしましょう!!