教室ニュース 大沢野校ニュース国語の勉強法

国語の勉強法

国語の勉強法

「国語が苦手なんです」、「読解力がないんです」そんな言葉を、生徒からも保護者の方からも聞きます。国語が苦手な原因は様々ですが、国語の点数が取れない生徒に共通していることがあります。それは、「聞かれたことに答えていない。」ということです。

 

「聞かれたことに答えるなんてあたりまえじゃないか!それをやっているけど間違うんだよ!」と言いたくなるかもしれませんが、いつも間違ってしまう人は、自分の国語の問題集の間違ったところをよく見てみてください。

 

例えば 「○○をしたときのAさんの気持ちを文章中の言葉を使って述べなさい。」という問題があったとします。この時にこたえなければいけない中心は「Aさんの気持ち」にもかかわらず、適当に文章の言葉をそのまま抜き出し気持ちとは関係のない、「Aさんがしたこと」
「Aさんがいた場所」などを答えているという人が多いです。

 

これは算数や数学でも同じです。
「AとBどちらがどれだけ多いでしょう。」
と聞かれているにも関わらず「3kg」とだけ答えに書く人がいます。
これも、「どちら」と「どれだけ」ということを聞いているのですから、
「A 3kg」のように答えなければいけません。

 

国語に話を戻すと、「○○の場所はどこですか?」と聞かれれば
「どこ=場所」なので、文中から場所をあらわす言葉(山の中、学校等)だけを探せばいいのです。いくら長い文章でも、場所をあらわす言葉はせいぜい2,3個ですから間違いや見当違いの答えも減って来ます。「場所、時間、気持ち、動作」など、聞かれていることを理解してから、その言葉だけを探す。まるで宝探しのようですね。

 

もちろんこれだけで満点になるわけではなく、積み重ねの科目なので問題を解く量、文章を読む量も大切です。しかし、勉強は意外と「聞かれたことに答える」というシンプルな構造なんだと思って、あまり毛嫌いせずに取り組んでみてください。