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コトバのチカラ 保護者の方々へ

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突然ですが、皆さん、言われると嫌な言葉ってありますか?「この言葉を聞くと何となく嫌な気持ちになる・・・」といった言葉。ちなみに私は「だから」です。「それってどういうこと」「いや、だから~」の「だから」。この言葉を聞くと、どうも『一回言えばわかるだろ、面倒くさいな』というニュアンスが込められているような気がしてしまいます(もちろん、言っている本人には必ずしもそのような気持ちはないと思いますが)。それゆえ、私も相手に対して極力使わないようにしています。何気ない一言が相手を怒らせてしまうこともあります。言葉とは難しいものですね。

 

「怒らせる」と言えば、昔ある先生から「言われたら怒る事に対して、人はコンプレックスを持っている」という言葉を聞いたことがあります。例えば、「太ったね」という一言。言われた人のほとんどが嫌な気持ちになると思いますが、それはその人が日頃から体型を気にして、日々体重を増やさないよう一生懸命努力しているから。それなのに、そのような心無い一言を言われたら怒られても当然ですよね。つまり、言われたら怒ることに対して、人は悩みながら一生懸命努力しているということなのです。

 

テスト前に「ちゃんと勉強しているの!? ダラダラとテレビばかり見て! 」、あるいはテスト後に「何なの、この点数!! 本当にしっかり勉強していたの!? 」と言われる保護者の方もいらっしゃるのではないかと思います。それに対して大抵のお子さんは「うるさいなあ、ちょっと休憩しているだけだよ」と反論したり、もしくは不機嫌そうに何も言わず黙って自分の部屋へ閉じこもってしまったりといったリアクションをされるのではないでしょうか。

 

言うまでもなく、テスト期間にはみんながんばっています。滑川校でもテスト前になると普段以上に集中して学習に取り組んだり、平日でも5~6時間近く課題に没頭したりする塾生の姿が見られます。また、テスト勉強の最中にも「テストできるかな・・・」「今回の数学、本当難しい所なんだよな?」というストレスと戦い続けています。しかも、一生懸命頑張ったのに思うような点数が取れなかったら・・・。もう踏んだり蹴ったりですね。そのような時に先の言葉をぶつけられたら・・・。

 

子どもたちは私たちが考える以上に部活や宿題に忙しく、またストレスも多く抱えています。特に中学生・高校生は毎日の宿題に加え、土日も部活でつぶれることがあります。大人でいうなら毎日家でも残業をこなし、土日も休日出勤しているようなものでしょうか。まずは、そんな苦労を抱えている子どもたちに「大変だね」「あまり無理しないでね」と労わりの一言をかけてみてはいかがでしょう。心配してくれる人がいると思えば、また明日からの活力もわいてきます。

 

滑川校では、塾生のみんな一人一人を応援し、不安を和らげながら心理的サポートも心がけていきます。