工作と数学、スポーツと英語、意外な共通点とは? 数学編
ようやく暑さも一段落し、秋の訪れを感じられるようになって来ました。皆様、いかがお過ごしですか。
さて、今日は前回お話していた「工作と数学の共通点」についてお話させていただきたいと思います。
前回の「英語とスポーツ」のように、数学と工作にもある共通点が見出せます。
例えば、「木材を使って椅子を作って下さい」と言われたとします。椅子を作ったことがなくても「のこぎりで木を切る」「釘と金槌で形を整える」など、作り方と必要な道具は何となく頭の中に浮かんできます。
つまり、工作において大事なのは「材料に対して、作り方とそのための道具を選択することができること」と言えます。
数学も同じように考えられます。
すなわち、「問題と条件(=材料)に対して、問題の解き方(=作り方)と公式(=道具)を導き出せる」ことが数学において必要だと思います。
例えば、円と三角形を使った問題なら「円と三角形の面積を求める問題」「円周角」(高校生の人なら「正弦定理・余弦定理」「内心・外心」)といった具合に、問題からどんな公式や解き方をすればいいか、使いこなせるようにしておくということです。
そのためにはいろいろな問題を繰り返し練習して解き方をしっかりマスターしておく必要があります。問題の丸暗記ではなく、「どうしてこういう解き方をするのか」ということをしっかり理解しておくことが大事です。がんばってください。