なぜ勉強するの？

なぜ勉強するんだろう？あるいは、どうして勉強しなくちゃならないんだろう？そんなことを思ったことはありませんか？私も幾度となく頭に浮かんでは考え、結論の出ないまま忘れていったものでした。

「大人はいいな、毎日宿題もなく、テレビを好きなだけ見ることができるんだもの。」子供の頃はこんな風に思っていました。学校は楽しいけれど、勉強は楽しいばかりではありません。好きな教科には自然と耳も心も傾くけれど、嫌いな教科では頭の回転は鈍くなるばかり…。

しかし今、時を経て小学校の教科書を見ると、「こんなに面白いことが書いてある」「なぜもっと先生の話を聴いておかなかったんだろう」「もっとじっくり考えてみなかったんだろう」など、悔しく残念に思うことがいっぱいあります。また反面、大人になった今だからこそ合点がいくというか、いろんな知識がつながって理解が深まる、ということがあります。そして子供の頃苦手だと思っていたことも、今見ると「簡単だわ」と嬉しくなることもあります。そしてもっと知りたくなります。

このように大人になってからの勉強は、知識と人生経験を交えてより考えを深めていくことに真髄があると思います。

では子供たちにとっての勉強とは何でしょうか？経験を積んできた先人の知識、知恵をありのまま受けとること、つまり未来の自分への種まきをすることだと思います。まいた種、すなわち身につけた知識、知恵が多ければ多いほど、将来の夢の幅も広がり、実現への距離もぐっと縮まります。そして勉強が「させられる」ものではなく「自ら取り組むもの」になった時、それらの吸収量は絶大なものになります。キッズくらぶでは、この｢自立学習｣のお手伝いをしていきたいと考えています。そして私も皆さんと一緒に、いつでもどんなときでも「勉強しよう」と思える好奇心の旺盛な人でありたいと思います。