授業態度の重要性
まず、内申点(通知表)の仕組みって、ご存知ですか?
内申点の評価の仕組みは、地域や学校によって異なりますが、基本的に「関心・意欲・態度」・「技能」・「知識・理解」・「思考・判断・表現」で評価されています。それらの全体評価が、評定として1~5によって数値化されているのです。
そして、それらの判断基準は「定期考査(テスト)」・「授業態度」・「提出物」の3つと言われています。もちろん上記以外の学校生活も評価対象から外れているわけではありませんが、以上の3つがメインとなります。
今回は、この『授業態度』に関するお話です。
そもそも、授業態度とは、主に授業中に授業を受ける姿勢・気持ちを評価します。
「関心・意欲・態度」の評価に大きく影響するのも授業態度です。「授業を受けている・聞いている」だけでは足りません。それは当たり前の事です。それだけで評価が上がるのであれば、ほぼ全生徒、授業態度がいい事になります。ですから、「授業内容に”関心が強く””意欲的に”受けている・聞いている」と思われて、ようやく高評価となります。反対に「関心も低く、意欲もない」と評価されれば、低評価は免れません。
よく、授業中私語をしていたが、しなくなった=授業態度良くなったと考える生徒がいます。授業中私語をしないのは当然の事であり、それだけで授業態度がよくなったとは言えません。普通になっただけです。
では、具体的には、どのような行動が「関心が低く、意欲がない」と判断されるかを以下に記載します。
授業開始時、席に着いていない
授業の道具(筆記用具、教科書、ノート、プリント)が机に出ていない
ボーッとしている ・授業とは関係ないことを考えている・よそ見
居眠り・あくび
猫背 、・膝を立てる ・頬杖(ほおづえ)をつく
勝手に立ち歩く
スマホの使用
授業中の飲食
授業中の私語
先生を呼び捨て・あだ名呼び
注意に対する言い訳・反論
上記以外にも、たくさんあるのは言うまでもありません。ただ、授業中の態度は、普段の家庭生活が影響する場合が多くあります。
例えば、
授業中にボーッとしている、居眠りをしてしまう=家庭での睡眠不足が原因。
授業中の姿勢や態度が悪い=家庭での生活がそのまま反映している 。
高校入試には、内申が入り、その中でも、『授業態度』は、メインの判断基準の一つです。早急に改善しなければ、志望する高校への進学は難しくなります。
まだ大丈夫と思わず、早めの対応を。何故なら、内申は2年生から入っています。
1年生だから関係ない、それも危険です。2年生になってから改めようとも、1年生で出来なかった事が、2年生になったからといってすぐ出来るようになるという事はありません。